2010年3月3日水曜日

Andrea Lonjoseさんのカチナの宝飾細工




昨日、ZuniのAndrea Lonjoseさんのカチナのブローチが3点着きました。New Mexico州のGallupにあるPerry Null Tradingから購入したものです。Andreaさんは、現在、ZuniのKachinaの宝飾細工では代表者の一人です。Virgil and Shirley Bennに教えを受け、Mosaic inlayの技法でKachinaを含む様々なモティーフの細工を精力的に作っています。Kachinaとは、神様であり、神様が乗り移った人であり、神様をかたどった人形でもあります。そのKachinaを初めて宝飾細工にしたのは、Teddy Weahkeeと甥のLeo Poblanoでした。Leoの義理の娘がShirley Benn,その義理の娘がAndreaになります。Leoの流れは、娘のVeronicaのみならず、Shirley BennさんをへてAndreaにまで流れていることになります。
 私の好みからすると、洗練と繊細さが目立ち、1940年代や1950年代のゆったりとしたおおらかさには欠けるようには思いますが、完成度の高い典型的な現代のZuniの宝飾細工だと思います。
 上段左側は、大きな丸まった角がありますのでMountain Sheep Kachina、右側がSky Kachina、その下がCorn Grinding Kachinaです。
 このほか、古いトルコ石のChannel inlayの腕輪と、Dan Simplicioさんの1940年代から50年代にかけての、トルコ石のNugget Workの指輪を一緒に送ってもらいました。Dan Simplicioさんの作品の鑑定法に関しては、いずれ取り上げたいと思っています。

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